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以前私がつとめていた職場の裏が、本陣殺人事件の舞台となった家が残っていた。横溝正史が戦争の時疎開した田舎は、現在の岡山県倉敷市真備町岡田地区である。そこで一緒に遊んだ友達はもはや他界したが、生前興味ある話を聞いた。舞台となったその家は現在の岡田小学校の校門の前にあった藤田という家であった。そこには村一番の美人がいた。その人を題材にして小説は作られた。近所に今もある三宅酒店に盗人が入って村あげての騒動が起きた。それにヒントを得た正史が疎開家でかいたのが、本陣と蝶蝶殺人事件だ。コントラバスに死体を隠すヒントは、私の知人であった石川先生が教えたものである。石川青年として小説に登場している。東洋音楽大学出身のピアニストであった。ちなみに藤田家は現在竹藪でありその裏には薗の大池があり、昔から今もある水車が、殺人方法となったのはご存じの通りである。
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